i-Vinci TechBlog
株式会社i-Vinciの技術ブログ

新入社員研修のご紹介

こんにちは!4月に入社したてのTTです。
今回は4月から1ヶ月間にわたって受講した新入社員研修について、私を含む新入社員4名から皆様にご紹介いたします。

研修内容のご紹介

新入社員研修は全体研修と部別研修の2つの研修で構成されています。
前半は全体研修がメインになります。後半からは部別研修の割合も増えていき、最後の方はほとんどが部別研修になります。
入社後しばらくの間はブラザーまたはシスターと呼ばれる、身近に相談に乗ってくれる先輩がついてくださいます。研修内外問わず何か困ったことがあった場合、ブラザー、シスターに聞けば何でも答えてくれるので安心です。

全体研修

全体研修は文字通り新入社員全員で研修室に集まって受ける研修です。講師は先輩社員の方々が担当してくださいます。
研修内容は、今後IT業界で働く上で必要となる基本的な知識を中心に、大きく3つのジャンルに分けられます。

  1. 社会人マナーや事務手続きなどのIT以外に関する基本知識
  2. DockerやGitなどの環境構築やバージョン管理に関わる基本知識
  3. コーディング基礎やデータベースなど業務の中でもメインになってくる部分の基本知識

研修室に集まって全員で受ける研修と聞くと、学校の講義のような固い感じのものを思い浮かべる方もいるかもしれません。
ただ、そんなことはなく、ハンズオンが用意されているのでその内容を実践していくのがメインになります。その中で、適宜解説や経験談も交えながら、今後の業務で必要になる知識の入り口にあたる部分を学習していく形になります。

部別研修

部別研修は全体研修と異なり、各部で実施される個人毎の研修になります。
コーディングや設計だけではなく、実業務で必要となる報連相の実践や、先輩方からのレビューとその対応など、総合的なスキルを磨く場となります。
それぞれの部でどんなことをしたのか、もう少し具体的に説明いたします。

エアラインシステム部の場合

エアラインシステム部の部別研修はVisual Studioを使用しC#言語で、与えられた仕様書通りにコーディングを行います。
課題は全部で5つあります。
そのうち2つは基本的な内容となっています。具体的には以下の通りです。

  1. 入出力、条件分岐を用いたプログラムの作成
  2. 入力処理およびソート処理

残りの3つは応用的な内容で、与えられた要件を満たすプログラムの実装を行うようになります。その中でC#によるプログラミングだけではなく、DBやMQといった今後の業務にも関わってくる内容にも触れます。
課題への取り組み方としては、まず課題に取り組み、分からない点については質問し確認する形になります。また、ブラザー・シスターや周囲の先輩、同期が「今はどんな感じか」聞いてくれるため自分では気づけていない疑問点および問題点に気づくことができたと思います。

作成した課題➂のプログラム例です。社員名簿を追加したり、参照することができるプログラムになります。
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ソアテックソリューション部の場合

ソアテックソリューション部の部別研修ではJavaを使ったコーディングを実施します。
課題は大きく2つに分けられ、<基本課題>と<Spring課題>の2つで構成されています。

  • <基本課題>

    以下の6問で、JavaSilver相当の知識で解ける演習課題となっています。

    1. 分岐
    2. 繰り返し
    3. 配列
    4. 分岐、繰り返し、配列の組み合わせ
    5. クラス
    6. 簡易銀行アプリケーションの作成
    • 出題例)
      基本課題-例題
  • <SpringBoot課題>

    CRUD操作を学ぶため呟き集積アプリケーションの構築を行いました。
    実装手順は、初めに環境構築を行い、次に正常系と異常系の作成、最後にリファクタリングやCSSの追加を行いました。
    実装手順は以下の通りです。

    1. 環境構築
    2. 正常系と異常系の実装
    3. リファクタリングとCSSの追加
    • 成果物)
      トップ画面:新しく呟きを投稿したり、投稿した呟きを削除・編集画面に遷移できる画面です。
      SpringBoot課題-Top画面
      エディット画面:投稿した呟きを編集する画面です。
      SpringBoot課題-Edit画面
      エラー画面:エラーを表示する画面です。
      SpringBoot課題-Error画面
  • 課題に取り組む際、適宜ブラザーの方々にコードレビューを受けながら実装しました。
    レビューは正解・不正解のような形に留まらず、細かいコードの書き方まで指摘いただいて、それをもとに修正しました。
    レビュー⇔修正を繰り返し、徐々に学びを深めることができたように思います。
    また、技術的なことだけではなく自己解決する方法も教えてもらいました。
    例えば、JavaのStreamの使用方法がわからなかった時、公式リファレンスの見方や、参考になるサイトを教えてもらいました。
    20分で自己解決しなかった時は気軽に聞いてとブラザーの方が言ってくださったので、質問もしやすく積極的に取り組むことができました。

研修の感想

最後に新入社員4名それぞれ研修を受けた後の感想を振り返ってみました。

TT

改めましてTTです。私は前職もIT関係の仕事を行っておりました。そのため、新人研修と聞いて最初は正直今更だなぁという思いはありました。
ただ、実際に研修を受けたところ、非常に勉強になり、成長することができたように思っております。
特に部別研修では個人のレベルに合わせて実施されるというところもあり、自分の分かっていなかったところや弱い部分を指摘していただくことで自覚することができました。
何が分かっていないのかを教えてもらえるというのは中々得難い機会だと思っているので、今回の研修はとても良い経験になったように思っています。

A.K

私は今まで社会人として働いていましたが、IT技術に触れる機会が多いとは言えませんでした。
しかし、最近はそんな職場にもIT環境が浸透してきたこともあり、一念発起し4月からi-Vinciで働いています。
未経験でプログラミングもほとんど分かっていない・CUIとは何だろうという程度の経験しかない私でも、学ぶことが多く大変ながらも何とか1か月の講義をこなすことができました。
研修の中で実際に要件に基づいてコーディングをしたり、座学で基礎知識を勉強するなど周囲に助けてもらいながら少しずつ「なるほど!」が増えることは充実していて楽しかったです。

K.S.

私はこの春、専門学校を卒業してi-Vinciで働いています。
専門学校で情報系の学科を専攻していたので、IT技術に触れる機会は多々ありました。
入社当初、研修カリキュラムを見た際は知らないIT技術についての研修が多々あり、ついていけるのか不安でした。
しかし、実際に研修を受ける中でわからない箇所をブラザーの方が一緒に考えてくださり、不安な気持ちは自然と消えていました。
また、専門学生の時に得た基礎知識を生かしつつ応用的な学習をし、成長していることを実感できて楽しかったです。

L.S.

私はこの春、大学を卒業して新卒で4月からi-Vinciで働いています。
大学では情報系の学科でしたので、ITには触れてはきましたが、それを仕事として実践していくことの不安は大きかったです。
しかし、1ヶ月以上しっかり研修を受け、基礎から学ぶことができ、良いスタートが出来たと思います。
特に部ごとの研修で初めてコードレビュー時、自分の中では2,3個の指摘だろうと思っていたのですが、蓋を開けてみると10個以上あったのが印象的でした。
驚きましたが、それくらい細かく丁寧に指導いただけたおかげで、学ぶことが多かったです。

締め

如何だったでしょうか。
経験者、未経験者、新卒、既卒問わず、大きな学びを得た、あっという間の一カ月でした。
この研修で学習したことをバネに今後の現場でも頑張っていこうと思います!